この地が使えることを教えてくれたのは老人たちだったが,そこに家を建て,畑を耕し,花を咲かせ,街を作りあげたのは,若い学生たちだった。
ボストン大学は先週,学生が学業を続けながら新興企業の資金調達をしやすくする新しいプログラムを開始した。このプログラムは,ベンチャー・キャピタリストと,プランを持つ学生を引き合わせる。ロンドン大学の学生たちも今週,学生起業家と企業のネットワークを結びつけるプログラムをはじめた。
今からまだ,そう,7,8年ほど前…,米国ヤフーのデビッド・ファイロとジェリー・ヤンはスタンフォード大学の学生だったし,ネットスケープのマーク・アンドリーセンはイリノイ大学の学生だった(過去記事)。この地を作っていったのは,そんな者たちの力だったのだ。いまこの地がこのようにならされているのは,彼らの知能とアイディアによる。そして,今も多くの学生たちが,この地で新しいアイディアを形にしようとしている。
日本の大学であれば,そんなことをせずに学業に…とでもなりそうだが,もし,アイディアがあるのなら,すぐにでも形にしたほうがよい。この地では,リアルで起業するよりも1/700の費用でやることができるという話を聞いたことがある。とにかく,確実なアイディアと地力があれば,成功することができる。この地はそれを拒まない。日本では多少遅れているが,ベンチャー・キャピタルが少しずつ,見られるようになってきた。そのアイディアが,この地をさらに,ならしていくんだ。
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